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デフリンピック選手との交流会


12月9日(土)13時30分から、デフリンピック選手との交流会が開催されました。

ご自身の生い立ちや音の無い世界のこと、世界を相手に戦うデフリンピックの世界のことを語ってくださったのは水泳(背泳)の金持義和選手、そして陸上(棒高跳び)の佐藤湊選手です。

金持選手は補聴器を付けるとどのくらい聞こえるのか、口の形だけでは読み取れない単語がある、ということを具体的な例を挙げて教えてくださいました。

佐藤選手は伝わらないことが相手にどう伝わるか、諦めない気持ちの大切さを教えてくださいました。またご自身のダブルマイノリティとしての言葉を発信し続けることの想いを語って下さり、私たち、聞いた人がいかにその次の誰かにバトンを渡していけるのか、重要な役割を与えられたように思います。

手話通訳の佐藤晴香さんと保科隼希さんが状況を細やかに把握し、手話の読み取りと音声を手話に変換する作業を柔軟に対応してくださり、手話の分からない人にも、音の聞こえない人にも不自由のない素晴らしいひと時が過ごせませした。

選手のお二人が語る競技の魅力、そして世界大会へのチャレンジの喜びと大変さなどを聴いて、会場の方からは「応援したい」「関わりたい」という言葉が多く出てきました。



以下、終了後アンケートから得られた感想の一部をご紹介いたします。

「聴覚障害者の生の声を聴き、どのように接すればいいかの、触りを教えてもらったと思ってます。」

「自分の言いたい事が伝わらなかった時、すぐ諦めてしまいがちだつたのですが、なんとか伝えようとする努力は大切だと思いました。」

「寒くて手がかじかむ時の手話あるあるも面白かったです。」

「手話通訳者の手話表現方法と手話の通訳が、佐藤さんと金持さんの雰囲気をよく表していて本人の言葉として表現できる方法があるのだということを学んだ。」

「佐藤さんからは自分自身の誇りや楽しむ気持ちを感じ、手話表現で通じることが大事だということが分かり、金持さんからは、デフリンピックを通してもっとできることがあることを知り、自分にはまだまだ見つけるべきことがあるきっかけになりました。」

「お二人とも目標に向かう姿が輝いていることを知りました。」

「デフリンピックの選手の待遇をもっと良くしないと、選手の育成や競技継続のサポートが足りてないことが分かりました。認知度を上げて寄付を集めるなどが必要と思いました。」

そして、もちろんですが「これからもっと手話を学びたい」という声も多くありました。

手話通訳の講習を受けるだけが手段ではありません。手話サークル、手話居酒屋、YouTubeやアプリなど、様々な方法で手話を身近に感じることから初めてみませんか?

日常が表情豊かで明るいものになるかもしれませんね^^



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Sphere on Spiral Stairs

「私が知っているのは、私が何も知らないということだけだ」哲学者デモクリトス

「自分を知ることは、すべての知恵の始まりである」哲学者アリストテレス(以下同)

「行動する力がある時、そこにあるものはなにか。行動しない時、そこにあるものは何か」​

「知恵ある者は行い、理解ある者は救える」

「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている」​

 「友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう」

​だから、聞かせてください。あなたの言葉を。想いを。

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